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4コマまむが vol34 -Wii Fit レビュー(というほどやっていない)-

WiiFit

そういや女性は二の腕を気にする人が多いですが、男はわりとそこら辺、鈍感ですね。
基本は腹。
以前着ていたズボンがはけなくなる虚しさと、アジャスターに逃げようとするさもしさが、若さを失った男たちの苦しみではないかと。

ところで先日、仕事で撮影があったときのこと。
僕は編集屋なので、本来被写体に入らないよう極力隅っこのほうで指示を出すのですが、できあがった写真を見ていると、いくつかで見切れちゃってるのがちらほらと。
あは、あたいってお間抜けさん、てへっ♪ と自分のドジッ子(♂)っぷりを照れていたのですが、どうも違和感が。
ん? これ、オレか?
写っている男はどこをどうみても、立派なおっさんなんすね。

なんというか、高校時代まで部活等で運動をしていたせいか、未だに当時の体力を持っているつもりで無理をすることは多々あるのですが、自分の見格好もわりと未だに当時のイメージが頭の中にあったり。
ところがところが、そんなあたくしも、もうミソジまじかの立派なおっさん。
当時をイメージして己の姿形を見ると、「oh、マズイ」「誰これ?」と驚きを禁じえないわけです。

そういやこの1、2年、都内のラーメン・つけ麺をマスターしようとほぼ毎日、仕事を終えた夜遅くに油まみれの炭水化物ばかり食ってたなあ。
ふうむ、と反省しても、皮下脂肪は衰えることを知りません。

で、どうしたかというと、WiiFitなんですね。
いえ、今まで何度か減量はしたことあって、ある程度時間をかけて5~10kgくらいを目標に体重落とすのは、言うほど難しくないと思っているあたくしですが(元の体重によりけりですが……)、こういった娯楽モノでやせられるとは考えておりません。

そもそもなんちゃらダイエットだどうだと裏技にたよる心根じゃ減量なんて続かないんで、地道に食事制限してカロリー計算して……、というのが必須かと。
ただこのWiiFit、何がよさげで買ったかというと、ゲーム内容というより、体重経過をグラフで自動的につけられるという話を聞いたからなんすね。
自分で大学ノートにつけるより楽で良いね、そうだよね、うん、と購入を決めたのでした。

で、早速使ってみたのですが、まずはじめに「お、スタッフ、わかってるじゃん」と思ったのが、「体重測定」で「体重」が表示されない点です。
「それ、変じゃん」と思われるかもしれませんが、実にその通りなのです。
もちろん「体重を見る」ためのボタンはあるのですが、流れの中で「強制的に見せられる」ことがないんですね。
強制的に見せられるのは、BMI値による「やせている」~「太りすぎ」といった「なんとなくの肥満度合い」です。

体重に悩んだことのある人は「体重計に乗る恐怖」を身にしみて感じたことがあるかと思いますが、そういった人にも安心して乗ることができる仕様になっているのです(これって割とデカいと思うので、パブリシティでもっと大々的にアピールすれば、それだけで訴求力があるような気がするんすけどねえ。目標体重に達するまで体重の具体的な数字を見なくてすむ体重計、って具合に)。

しかも複数人で利用することを考慮して、体重の数値を人に見られないためのパスワードまでついています。
この手のゲームは間違いなく専門化が監修しているのでしょうが、実によく「現場」のことがわかっている監修スタッフなんでしょうね。
(無論、会社的な事情もあるのでしょうが。「健康によい」とか「やせる」とかってむやみに使うのはもちろん、あまりダイエット的医療的なにおいを出しすぎると、問題が起きたとき対処するのが大変でしょうし)

ただ難点として、毎日体重を測定するには、起動や説明メッセージ、体のバランス測定などskipできない項目がわりとうざったく感じられます。
毎日使う体重測定器としては、機能的にもうちょっとソフィスティケートされていてもよかったかなあ、と。
ちなみに僕は初めに図った診断で、バランスはほぼ完璧でした。
ので、毎日計っても仕方がないんすよね……。

さて肝心のゲームのほうですが、ひととおりやってみました。
デフォルトでプレイできるものを全部1回ずつやると、計30分ほどかかりました(長くプレイするとちょっとずつできる種目が増えていきます。ちなみに30分というのは実際に体を動かしている時間です。解説やらなんやらを見ていると全体のプレイ時間は1時間を越えます)。

で、ちょっと意外だったのですが、やってみるとわりと疲れるんですね、これが。
翌日筋肉痛になるほどではありませんが、日ごろ使っていないところを動かすので、疲労感は結構あります。
カロリー消費にどれほど役に立つのかわかりませんが、なんとなく「体にいいかもしれん感」は味わえます。

個人的に気に入ったのが「ジョギング」。
これ、バランスWiiボードに乗る必要もなく、Wiiリモコンをポッケにいれて、ただ床の上をジョギングのするだけなのですが、わりとよくできています。
足ふみの速度を変えると、ちゃんと画面を走るキャラクターの速度に反映します。
風景もなんとなく楽しげです。
「ただのジョギングならそこらへん走ったほうがいいじゃん」といわれそうですが、この世にルームランナーが存在するのは、外に出る必要がなく思いついたときにすぐやれ、やめたいときにすぐやめられる手軽さなわけで、その手軽さをさらにお手軽に味わえるこのゲームは意外とよいのかなあ、と。

全体的にどのミニゲームもわりとよく出来ているように思えます。
一見「ボードなくてもいいような……」という運動も多いのですが、そこはやっぱりゲーム、よい成績をだしたいという欲求が継続性につながるのかもしれません。

まだ買ったばかりなのでよくわからん点も多いのですが、とりあえず体重測定器としては毎日使いたいなあ、と思う次第です。

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